芸人は、「続けること」が大変だと聞いたことがあります。

ごく一部のひと握りの人たちが、顔と名前を知ってもらうことができて、テレビで見るようになるぐらい売れる。
極端な言い方だけど、そうなる人は、1000人中、1人か2人ぐらいじゃないでしょうか。

何回も何回もふるいにかけられ、残りたくても残れなかった人たちが去っていく、厳しい世界です。

実際、おもしろいと思っていた人や、応援していた人が、芸人を引退したということもありました。


番組の中で、夜、幸世さんをぐるっと一周まわって撮っているシーンがあって、それがドラマのようで、なんかこれ、『ザ・ノンフィクション』っぽくない見せ方だなー、なんて思ったこともありましたが。

最後は、これからも芸人として頑張っていく幸世さんの姿が。
頑張ってください、とエールを送りたくなる、そんな最後でした。

『ザ・ノンフィクション』って、密着されてる人がどんなに大変そうな状況になっていても、番組の最後には前向きに、その人のこれからの人生に希望がありそうな終わり方になるのが良いよね。


参考
『ザ・ノンフィクション ボクがなりたいもの~芸人になる。と上京した娘~』
2021年7月4日