「愛した女人の幸せを、ほかの男の手にゆだねるなど、光源氏の名折れであるな」
と、中将。

「私の目を見て、もう一度答えてくれ。おぬしのまことの心を! 本当にもう、このままで引き下がってよいのか?」

こうして、自分が本当に思っている気持ちに向き合い、光くん、沙織の結婚式を止めに教会へ。

境界に来た光くん、沙織を引っ張って、教会を出ていった。
花嫁、奪われてしまった……。

ではなくて、実はこれ、沙織の働いてる会社のブライダル商品のプロモーション動画の撮影だった。

沙織は一条と結婚、しなかった。
これ、詩織と一条が仕掛けたことだったと判明。