一方、アララは段ボール箱に自分の荷物を入れていた。
このお店と出会うきっかけになった、スクラッチの宝くじを見つめるアララ。
これが風で飛ばされて、飛んでいった先にお店があったんだよね、と第1話を思いだす私。

アララが店に降りてくると、店内にはレコードの曲が流れていて、幸吉とくじらママがダンスを踊っていた。そんな2人じっと見つめているアララ。


アララ、ふるさとに戻ってきた。
でも、家に帰ってから、なにもやる気になれず、ぼーっと過ごしていた。
縁側に座っている新に、父親が話しかけてくる。

東京にいたときはトシを気にしなかったのに、家に帰ってきてから、41歳になったことを気にするようになった、と新。

新と光の名前は自分がつけた、2人の名前の由来は「新しい光だ」と父親。
「光も、なんとか踏ん張ってる。おめえも、これぐれえのことで、へこたれんな」
父親に励まされ、少し笑顔になった新。