「私の知ってる東京は……、こんなじゃなかった」と心の中で言う元子。

ここから、銀座のクラブ「カルネ」のママだった頃の、元子の回想シーンが始まる。
あーこんなシーンあったなぁっていうものばかり。
元子にキレる、仲里依紗さん演じる波子の「潰してやる……!」は、仲里依紗さんが怖いと思ってしまうほどの迫力。


東京から金沢へ。
金沢のハローワークに来た元子。

そのとき、男性とぶつかり、その人が持っていたお札が周囲にちらばった。
実はこの男性、派遣社員で会社からリストラされ、会社のパソコンからデータをコピーして、いかにも悪そうな人に売っていた。ちらばったのは、そのときの報酬としてもらった黒いお金。

お札をひろっている男性を見て、昔、「私のお金、私のお金」と言いながらお札をひろっていた自分を思いだす元子。

後々この男性と再会し、詐欺の協力者にもなる。
過去をこの男性によって思い出させられたからっていうのも、この男性と手を組もうと思った理由なのかもしれない。