確かに、お金はないよりあったほうがいいし、たくさんあったら欲しいものが買えて、幸せだと思える。けど、ドラマの中にあったように、おいしいものを誰かといっしょに食べるとか、ずっと家族に言えないでいたことをちゃんと言うとか、幸せってそういうものなんじゃないかな。

玲子の言葉を借りるなら、日々の「良き」に気づけるか、ではないかと。

お金のあるなしで、幸せとか、愛情とかはかるんじゃなくて。
数字ではない、形のない、かけがえのないものの「良き」をたくさん見つけられたら、いまあるものや周囲にいる人たちに感謝することができたら、それで幸せになれるんじゃないかな。
なんてことを考えさせられたドラマでした。

ドラマの最後、三浦さんの笑顔に
「春馬くん ずっと大好きだよ キャスト・スタッフ一同」
と字幕が。
この笑顔はもう見られないんだなと思うと、切なくなりました。
ご冥福をお祈り致します。

ああ、すごい長文になってしまった。このドラマ、いいセリフやいいシーンが多くて、ついあれもこれもと書きたくなってしまったんだよなぁ。

ここまで長々とお付き合い下さり、ありがとうございました。


参考
『火曜ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」#4「過去への旅」』
2020年10月6日