「凪咲ちゃんおはよ!すみれちゃんが復帰したから、あとはお願いしちゃった」
「えー、そうなの?てかさ、今まで頑張ってたんだから心菜もやったらいいのに」
「でも……」
「もー、心菜はお人よしだなあ」
すみれちゃんと交代した本当の理由を知っている凪咲ちゃん。
あっさり身を引いたあたしに、渋い顔を見せる。
「怜央くんは、きっと心菜と最後まで一緒に仕事したかったはずだよ」
「な、凪咲ちゃん……っ」
肘でツンツンとあたしをつつく彼女は、怜央くんとの日頃のやり取りをみてはニヤニヤしてくるから、その度にどんなリアクションをとったらいいのか困る。
期待させるようなことを言われると……ほんとに期待してしまう。
そんなことあるわけないのに。
「じゃあ仕事なくなった代わりに、いっぱい写真撮ったりして楽しもう!」
「うんっ!」



