城は二人がかりでどんどん大きくなり、一日で僕らの背丈よりも大きくなった。 「うわっ、すごい! 今までで一番大きいかも!」 「うん」 僕は嬉しかった。 大きな城ができたこともそうだけど、何より誰かと一緒に作ったということに意味があった。 「ねぇ、まだ名前聞いてなかったよね? 僕は啓介っていうの! 君は?」 僕はその子に名前を聞いた。