「それで恵、その女子高生の顔……見たりしたか?」


俺は恵に言った。


「うん、一回だけだけど見たよ…覗き穴で…」


「えっ…!?」


これまで何度かその少女と会った人はいたが、顔を見たのは恵が初めてだった。