七色ペンダント



「“使ってしまった”??」




「それはな、タイムスリップが出来るんじゃ。ただし、一度だけだがな。持ち主が本当に行きたいと願った時、そのペンダントは望みを叶えてくれるのじゃよ」




「タイムスリップ.....」




「この世界を変えたいのならば、江戸時代へ行くのじゃ。そこに答えはある」




「江戸時代って大昔じゃないじゃないですか」




「その時代が一番この世界を変えるに相応しい事柄が備わっておるのじゃ」




「それは、なんですか?」




「両親が死んだ理由、覚えておるかの」




「っ.....私を守ろうとして...」