彼女の背を斬ろうとする刀を左腕で受け止めた。それと共に、大量の血が溢れ出した。 「く゛っ」 そして奴の腰に差してあったもう一本の刀を抜き、女性を右手に抱いて飛び退いた。 「きゃあああっっ!!」 「お姉ちゃん!!!!」 「っ逃げてください!!!!」 「でも、血が!!」 「いいから!!!早く!!」 母親は決意するように頷くと、太一くんの手をしっかりと握った。 「……太一、行くわよ」 彼女は涙を流しながら太一くんをしっかり抱いて走り去っていった。 「待ってっ!お姉ちゃんが.....!!」