七色ペンダント



私が桜の木へ来たのは、日が沈み始める頃だった。



それは、あのポスターだけでは語れないほどの壮大な桜の木だった。



「………凄い…」



ふと根元を見ると、木の根になにかが埋め込まれていた。



「なんだろ、これ」



よく見えないけど、これは………ペンダント??



それは透明な結晶が飾られた、綺麗なペンダントだった。



この様子だと、相当昔からこのままだよね。なんでこんなに綺麗なんだろ。不思議だな。