そして、ペンダントを懐から取り出した。



ペンダントはいつにも増して美しい七色に光り輝いていた。



そっと穴に置くと、優しく土をかぶせた。



たちまちペンダントを埋めたところが神々と光出した。



凄い………。



すると、土の間から金色に輝く細い糸のようなものが何本も出てきて私を取り巻いた。



「文………!!!っ」



片手を伸ばして飛び出そうとする沖田さんの腕を斎藤さんがクイッと引っ張った。



立ち上がり、皆の方を向く。



「皆さん、今までありがとうございました。どうか、お元気で」



皆は涙ながらも微笑み深く頷いた。



「沖田さん……大好きです。言葉に表せないくらい」



「文………



僕も、大好きだよ。愛してる」



沖田さんが精一杯笑ったのと同時に、私の体は金色の糸に包まれた。