「大島くんっっ!!君は、今までも、これからも私たちの仲間だっ!!君は立派な誠の武士だよ」
「近藤さん…ありがとうございます…」
最後に沖田さんを見た。
「文、もう行っちゃうんだね」
「うん………」
「幸せだったのは文だけじゃないよ。
文と居られて。文の笑顔を見られて。これ以上にないくらい幸せだった。
僕はまだやらなくちゃいけないことがあるけど……その時が来て、生まれ変わったら必ず文に会いに行く。
お別れなんて言わないよ。これが最期じゃないから。約束。必ず未来で会おう」
「っ……いつか、必ず。時を超えてでも、私は沖田さんを見つけ出します」
「うん…!!」
私は、沖田さんと唇を重ね合わせたあと、穴を掘った木下へと戻った。



