みんなは泣きながらも、決して私から目を離さないでいてくれた。
気づかなかったけど、いつの間にか私も泣いていた。
「大島。……お前が新選組にいた事、俺は決して忘れない。
あの時見た月を、未来で救えるといいな」
「っ………はい」
「俺、お前がいなくなったら、寂しいよ」
「平助君なら大丈夫。だって、平助君強いもん。皆と一緒に、新選組を守ってね」
「っ……おう!任せとけ!!」
「大島。いつも俺らの飯、ありがとな。美味かったっ……」
「新八っ……こんな時も…飯の話かよ…」
「だってよ……っ。耐えられねぇ」
そう言って永倉さんは声を上げて泣き出した。それにつられて原田さん、平助君も。
近藤さんに至っては最初からおいおいと泣いている。



