「ふーんだ!」 「それならば!!こーだ!」 今度は原田さんが永倉さんの焼き魚をつまんで食べてしまった。 「なー!!!左之、許さん!許さんぞぉぉぉおお!!!!」 いつもなら叱る土方さんも、今日は口を出さなかった。 最後の夜だから、楽しませようとしてくれているんだ。 皆の膳が空になると、土方さんが立ち上がった。 「幹部の奴らはこの後残れ」 「「「御意〜」」」