「そんなガラクタ。」
「ガラクタじゃありませんからー!」
「ふん」
腕を組んで、先を歩く吉田を見て呟いた。
バレバレだってば……素直じゃないんだから。ま、私が言えたことじゃないかもしれないけど。
最近、気づいたことがある。それは吉田さんへの気持ちの変化。
今まで私は吉田さんを敵としか見ていなかった。でも、今は一人の人間として見てしまっている。
吉田さんに、死んで欲しくないと思っている自分がいる。次に新選組とやり合う事になれば実力的に吉田さんは死ぬ。
やだ……な。
和解できる日は来ないのかな。
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