2階へ上がると、1階よりも人数が多かった。 「な、新選組め!!もうここまで来たのか!!くそっ」 「いや、相手は1人だ!!殺せぇえぇ!!」 うわ、一気にかかってきた。 すると、文は宙を舞うように回転し、群がった敵を次々に斬っていった。 「な、なんだこいつ……!!!」 半数以上を斬り、呆然とした敵を斬ろうと足を踏み出した途端、激しい動悸に襲われた。 「っ…………」 すると、喉のあたりが鉄の味がしたかと思うと、手に大量の血を吐いた。 「ごホッ……ッッ……な、なに……?」