近藤さんは私の願いを聞き入れてくれ、伝令を引き下げた。
4人の隊士達は池田屋の周りを固め、残りは中へ突入した。
そして池田屋に入ると大きな声で言った。
「新選組だ!!!御用改めである!!!!」
すると階段から数名の、長州と見られる輩が降りてきた。
「しっ新選組?!?!なぜバレたんだ!!」
「ええい考えてる暇などない!!奴らは人数が少ない、殺るなら今だ!!!」
「近藤勇、覚悟ぉおおぉ!!」
一直線に刀を振り上げながら向かってくる敵の前に、私は抜刀しそれを受け止めた。
「なっ!!お前、女だな?なぜ新選組に女がいる」



