絶望の島

「ちょっと待って!

聞きたいことがあるの」




心美はそう言って、一発触発のその状況に割って入った。




「モンスターゴリラはあなたたちの仲間を殺してるのよ。

っていうことは、あなたたちだって、モンスターゴリラに命を狙われてるってことでしょ。

きっとこのままじゃ、この島の人間は全滅するわ。

あなたたちはそれに気づいているの?」




「高徳様はモンスターゴリラを殺せとおっしゃった。

オレたちは今、武器を持って、モンスターゴリラを探している。

狭い島だ。

モンスターゴリラはいずれ見つかる」




「モンスターゴリラって、元々はあなたたちの仲間だったのに……」




「黙れ!

それよりも、オレたちは、お前らがこの島に存在することを許さない。

その汚れた身柄を高徳様に引き渡そう!」




「ふざけんな!

オレたちは狂った学者のおもちゃじゃねぇんだ!」