絶望の島

「高徳様は自由に遺伝子を操作できる神を超えたお方。

モンスターゴリラのベースは人間だ。

そして、その人間にゴリラなど複数の動物の遺伝子を組み入れて、モンスターゴリラは生まれたんだ」




「ベースは人間だって……」




オレはその衝撃の事実に足が震えた。




人間は遺伝子操作を加えただけで、あんなにも凶暴で、残忍なモンスターに姿を変えるのだろうか?




大川高徳は、いったい何の目的で、あんな怪物を作り出したのだろう?




「人間がベースだってことは、ベースになった人間がいるってことでしょ。

その人って、いったい誰なの?」




「生物神教の信者の一人さ。

彼は生物神教の発展のためにその身を捧げた。

彼の魂は、いまだモンスターゴリラとともにある」




「許されるのかよ、そんなこと」




「この島は生物神教の桃源郷だ。

この島では高徳様が神であられる」