絶望の島

「ちょっと待ってくれ」




木の棒で殴られた太一が、痛みに顔を歪めながら、生物神教の信者に言った。




「モンスターゴリラは言葉を喋った。

これって、どういうことだ?

モンスターゴリラは、もしかして人間なのか?」




「フフフ。

おもしろい質問だ」




木の棒を握りしめたままの白衣を身につけたその男は、どうやら生物学者のようだ。




この島はオレたちにとって、わからないことだらけだが、オレたちはこの島を理解し、この島から抜け出す方法を見つけたい。