絶望の島

大川高徳?

生物神教?




聞いたことのないそのワードが何なのかを、オレは頭の中で考えていた。




もしかしてこの島は、同一宗教の信者のみが住む閉ざされた島なのだろうか?




「あんたたちの敵は、オレたちじゃないだろ?」




彩斗はそう言って、声を荒げた。




「あんたたちは、この島に怪物がいることを知っているのか?

あの怪物はもう、何人もの人を殺している。

あの怪物はこの島に住む人間を全滅させようとしているんだ」




「見たのか?

高徳様がお作りになられた新たな生物を」




「えっ、あの怪物って、人間が作り出したの?」




オレたちは新たな事実に戸惑っていた。




あの怪物は、自然にこの世に生まれたわけではなかった。




人間があの恐ろしい怪物を作り出したんだ。