絶望の島

「ここに止まっていてもラチがあかない。

次の民家に行ってみよう。

この島の人間を見つけるんだ」




オレがそう言ったあとに、オレたちは今いる民家をあとにし、次の民家に足を踏み入れた。




でも、その民家でもオレたちが見た光景は同じだった。




バラバラに引きちぎられた人間の遺体が無造作に転がり、あの怪物の人間への憎しみだけが感じられた。




そんな光景を次の民家やまた次の民家で見せられたとき、さすがにオレたちの気持ちは萎え、不安と恐怖がオレたちの心を支配していた。