絶望の島

「冷静になれ。

オレたちはまだベストを尽くしていない。

すべてをあきらめるのは、今できることをすべてやりきってからだ」




彩斗のその言葉に結衣は大人しくなって、涙を拭うと、下を向いた。




オレにだって、取り乱した結衣の気持ちはわかる。




たくさんの人たちが、あの怪物に残酷に殺されて、しかもあの怪物がこの島にいる人間全員の命を狙っていた。




それって、本当に不安で、怖くて、どうしようもなくて、感情のキャパシティーを超えた恐怖が結衣の心を襲ったんだ。




もちろん、今の状況はオレだって怖い。




だけどオレは、生きることをあきらめない。




オレには叶えたい夢がある。




オレは生きのびて、アクションスターになってやるんだ。