絶望の島

「泣くな、結衣」




彩斗がなだめたけど、結衣は泣き止まなかった。




「もう嫌だよ。

何で私がこんなことに巻き込まれなくちゃならないの?

私はどうせ、あの怪物に殺される。

莉々菜みたいに」




「取り乱すな。

取り乱しても、何も解決しないんだ」




「わかってるよ。

問題なんて、永久に解決しない。

私たちはいつかあの怪物に見つかって、この人たちみたいに残酷に殺されるの。

最低の結末だよ。

私、こんなところで死ぬなんて思わなかった!」




そう叫んだ結衣の頬を彩斗は平手で強く叩いた。




パチンという乾いた音が部屋に響いて、そのあと部屋に静寂が訪れた。