絶望の島

「あの怪物が人間だって?

そんなバカな話があるかよ。

人間には人の体を引きちぎるほどの力なんてないよ。

あんな恐ろしい赤い目をしてないよ」




「きっと、人間が怪物に姿を変える何かがあったんだとオレは思う。

そしてあの怪物は、人間を探して、民家をさまようだろう。

そんな状況が続けば、この島の人間は、数日で絶滅する」




「いやぁぁぁぁ!」




結衣が両手で頭を抱えて、狂ったように叫び出した。




オレたちは今まで、結衣のこんなに取り乱した様子を見たことがなかった。




結衣は恐怖で精神が崩壊したのだろうか?




だとしたら、結衣は……。