太一の冷静な言葉が、みんな心に響いた。




恐ろしいことを想像すればするほど、不安は募るばかりで、オレたちは恐怖から冷静さを失っていた。




太一が言う通り、この島を出るには、この島の人間を見つけることだ。




そして、本土から船が来るのを待つしかない。




船に乗って、この島から離れさえすれば……。