絶望の島

「聞いたよな、今の悲鳴……」




「まるで殺されかけてるみたいな悲鳴だよ」




「私、怖いよ。

もしかして私たちは、来てはいけない場所に来てしまったのかも……」




悲鳴は収まらず、小屋の中で、大きな何かが倒れる音が聞こえてきた。




オレはそんな現状から、この小屋で誰かが殺されかけてるって、想像していた。




だとしたら、助けなきゃ……。