絶望の島

「それじゃ、あの小高い崖の上に登ってみようよ。

そしたら、この島の様子がわかるかも」




パソコン好きな太一が、知的な一面をのぞかせた。




「太一の言う通りね。

まずはこの島を知ることよ」




「よし、決まりだ。

オレたちはあの小高い崖の上から、この島を見てみようぜ」