「いくら“晴が好きだ”って言ったって、ここに乗り込んでくる女子なんていないよ?」





そ、そうなの…?



女子は恋愛になると弱肉強食なんじゃないの!?







「良いじゃん!私は“晴と毎日居たいんだから”!!“晴が好きなんだから”!!」





「へぇ、そんなに“晴が好きなんだ”」




「そうよ!私は“晴、一筋”なんだからっ!!」







綾人と言い合ってたら窪田が笑いながら言ってきた。




「やめてやれよ?晴もう限界だぜ??」



へっ?





晴の方を見ると、真っ赤で背筋をピンっとなってて、手を握りながら、目線が下向きになってた。