前じゃありえないことに俺は嬉しくて本当に笑いが止まらない。 「…笑うか泣くかどっちかにしなよ」 そう言ってきた綾人も珍しく目が潤んでいた。 「うるせっ」 周りを見るも反応はそれぞれ違った。 晴は少しふいて俺らに顔を見せないようにしてる。 ありゃ、泣きそうになってんな。 秋は黙ってスマホを見つめてる。 若干目が赤いのは気のせいじゃないはず。 冬夜は目を抑えてる 愬は、 「…グスンッ……」 見なかったことにしよう。 だって俺らの総長が号泣して、 グスン、グスン言ってるなんて…。