その場はあきらを帰らせて

私のお腹を撫でてくれるまゆ

「金だけはちゃんと取りな。あんなやつ父親になんか一生なれないから」

「…まゆありがと。」


きっとこの時まゆがいなかったら

私はホントに死ぬかもしれなかった

ひたすらお腹にいる赤ちゃんに

ごめんね、ごめんねって謝り続けた。