「なー、川口春奈。他の旅行者って、ここ予約制だよな?貸し切りなんじゃねーの」
「んー。どうやら他校の生徒みたいよ?文化祭シーズンだったからね。ウチとかぶったんじゃないの?」
「ふーん。」
山口の話が終わると1年A組一同は
ビーチに向かって歩く。
神奈はロビーに残り、日焼け止めを塗り
麦わら帽子を被る
「お前そーゆとこは女らしいのな」
そこに和樹と樹がやって来る
「およ?君たちビーチに行ったんじゃ?」
「俺が忘れ物したから和樹に付いてきてもらったんだよ!!」
「そゆこと〜、てかあんた達意外に筋肉あるんだね。ただのヒョロい男かと思ったら」
パーカーの隙間から見える腹筋をガン見する
「おめーは変態か。」
「神奈ちゃんも意外にあるよね」
ニコニコしながらとんでもない事を言う樹
「樹くーん。あんたも健全な男の子なのね」
「和樹はむっつりだけど、俺は違うよ?」
素なのか悪態までつく樹に神奈は笑う
そんな樹の変化に和樹は驚いていた。
「よーし、準備終わったし。あたしらも行くか。」