熟睡していた神奈は周りの騒音に起こされた

「…んあ」

「俺らのクラスアンダバービーチの招待券らしーぞ」

寝起きの神奈にこの騒ぎの説明をする和樹

「アンダバービーチって予約制のリゾート地じゃん。へぇー。売り上げ良かったんだ。」

「誰かさんが花魁通りしてくれたおかげでな。」

「嫌味か。した覚えはねーよ。」

「お前の花魁の写真出回ってるらしいぞ、新聞部が高値で売り捌いてるとか。」

「へー、そりゃあたしも何割か貰いに行かないとじゃん」

「…嫌じゃねーのかよ」

「えー?別に減るもんじゃなくない?」

「お前って掴めない性格してるよな。」

「おや?お褒めの言葉として受け取るよ」