山口が教室から出ていくと

天野さんが神奈に近づいていく。

「矢沢さん!!どんなコスプレしたいとか希望ある?無かったら私に任せてほしいんだけど!!」

もじもじと顔を赤らめて話す彼女を
ジーーと見て「任せる…」と答える


嬉しそうにグループに戻って行く天野さん

入れ替わるように樹と和樹が神奈の元に来る


「ねえ、前から思ってたんだけど山口と神奈ちゃんって仲いいよね?」

「そう?別にフツーじゃない?せんせーってウチの兄貴に似てるから話しやすいんだよね」

「お前兄貴いんの?」

「四つ離れた兄貴がおりまっせ。」

「へえー。きっとお兄さんも美形なんだろうね?」

「あー、どうでしょー。あたしからしたらやっぱり兄貴だからな〜なんとも言えないかも」

「山口の事はカッコイイと思うか?」

「バカズキからそんなフツーな質問が出るとは…。まあルックスはいんじゃん?でもなんであれで独身なのか謎なんだよねえ〜。世の中って不思議。」

「あはは!!!!神奈ちゃんってホント面白いよね!!あ、いい意味でね?」

「樹ってツボおかしいよね。前々から思ってたけど…」