「分かってんだろーねえ。」
「いや、その前に久しぶりに会った感動の再開シーンとかないの?!」
耳にはキラリと光るピアスに
ツンツンにセットされた髪、
見た目は不良だが笑うと愛嬌のある幼馴染
「ねーよ。お前なにしてくれてんの?」
「いや〜、まさか神奈が転入してくるとは思わなくてさ!!!!」
「理由になってねーよ、馬鹿か。やっぱお前馬鹿だよな。」
「悪かったって〜。」
「しばきあげたいところだけどこれ以上目立ちたくないから勘弁してあげる。で?」
「え?なに…」
「なんで今更接触して来たの。あたしが来た日に会いに来ればいいのに」
「なんかお前綺麗になってるし、気まづいじゃねーかよ!!!!それに休み時間フラフラと消えるしよ〜」
「うわー、思春期遅くねお前?まぁあたし自由人だからね。」
「神奈いまどこ住んでんの?」
「ん?前住んでたとこの近く。今は一人暮らしだよー。あ、だめだから、うち男は入れないから」
「何も言ってねーよ。まぁいいや。今度カラオケでも行こうぜ?」
「久しぶりにあってカラオケに誘うとか、暇があったらねー。じゃ、あたしご飯まだだから。」
「おう!!また後で連絡するわ!!あ、お前スタンプ禁止な」
久しぶりに会った章と分かれて
安定の職員室へと足を進める。


