「せんぱーーい。気づいてないだろうから教えてあげますね?そこのロッカーの上に録画画面で携帯設置してたんですよお〜。」


ロッカーの上に手を伸ばして携帯をヒラヒラ
見せびらかすとクソアマの顔が青くなる。


「手を振りあげたところで止めて編集して流そうかな〜。あたしに喧嘩売ると大変な事になりますよ?」



作った笑顔で追い打ちをかけるとクソアマは
その場に座り込んで悔しい表情で俯いた。


「…性格歪みすぎじゃない…」


小さい声で呟いたクソアマの言葉に

「それは褒め言葉〜。じゃ、やる事やったんで帰りますね〜。」


クソアマを置いて部室を出る。

鼻から録画なんてしてない

ただロッカーの上に携帯を

置いただけ。