「おめー…はぁ」

何かを言いたげにため息をつく和樹を無視して神奈は携帯をいじり始める。

「じゃ、今日の放課後でもお願い!!」

「オッケー。あ、このパンケーキ屋ね!!」

携帯の画面を見せると樹は一瞬目を見開き
分かったよと肩を落とす。


「図々しい女…。」

和樹はそんなやり取りをジトーと見ていた。