見ないうちに益々大人びた妹



だが俺は許せなかった事がある

悪い虫が2匹付いてるじゃないか!!


ムカつくから授業の殆どの問題を
悪い虫達に答えてもらった。


ドッチボールの時もさりげなく足を出して
引っ掛けようとしたんだぜ?


でもあの二人に避けられてそれは叶わなかった。




ださい?



ふっ、だから言ったろ?

俺はポリシーでさえもへその緒と切り取られてるのさ。



そして神奈に嫌いだと言われて

俺のハートはブレイクしたさ。

三日間口を聞かなかったのに

愛しの妹はピンピンしてやがる!!

俺のHPは残り数ミリとなった時


天使が舞い降りた。


俺を好きだと言った。

その言葉だけでご飯三合は炊ける

神奈の通う高校では色々あったが

俺は何よりも…


いや…これはいわんとこ…


またお兄ちゃんお前の元に舞い戻るから

そしてまたお兄ちゃん好きだと言ってくれ

「遊ー。ご飯…あんたまた神奈のアルバム見てんの?いい加減に妹離れしなさいよ気持ち悪い」


神奈のアルバムを見て涙する遊に
ドン引いた顔をする母親_______



END