「でもその方が神奈ちゃんに付けよる男いなくて俺は安心だけどね?」

朝から王子スマイルを決め込む樹

「よくまーそんな恥ずかしいよーな言葉を淡々に言えるねー。」

「まぁ俺好きな人にはとことん押してくタイプだから?」

「そりゃ頑張りたまえ〜。」

「いや、神奈ちゃんの事だよ。」


こんな調子でも全くいつも通り変わらない

そんな関係性のほうが心地いいとも思う神奈


「でもお前ってモテるんだがモテねーのか分かんねーよな。呼び出されたことねーだろ?」

「確かに。告白したの俺らくらいじゃない?」


なんでだろうと顔をする二人に
フッと鼻で笑う神奈