「あ、そーいや三上ちゃんに貰ったラブレターとこの歌詞カードの色同じだわ、」


歌詞カードは水色の紙

そして三上まなが送ったラブレターも
水色の手紙だった。


「そ、そんな…」

「俺が山口先生と話してた内容勘違いしてたんじゃねーの?」

「じゃ、私の事…」

「好きじゃない。俺女子生徒に手を出す為にこんなとこ来たんじゃねーもん」

その言葉にショックを受けてフラフラになりながらこの場から去っていった三上まな


「お前、妹のために来たなんて言ったら女子に呪われるぞ」


山口は面倒くさそうに立っている遊に
呆れながら言う。

「それにしてもお前ら似てるよな。毒舌なとことか精神的に抉るような言葉。」


山口の言葉に顔を見合わせる矢沢兄妹


「「兄妹だからね。」」


ニカっと笑う二人にゾクッと悪寒を
感じていた山口だった。