「で、」

「はい?」

「黒王子と一緒だったんでしょ?!何かあった?!」


肝試しが終わり部屋に戻った神奈は川口春奈の質問責めにあっていた。


「なにかってー…んー。無かったよーな、あったよーな。」

キスされた事を思い出すが対して言うほどでもないと思い黙り込む神奈に川口春奈は怪訝な顔をする。


「なんで曖昧なのよ。」

「いやー、ただ暗い道を歩かされた感あるから特に感想もないし、バカズキに関しては改めて馬鹿だなって。」

「ふーん。ま、いいけど。」

納得いかないような顔をする川口春奈

「ふぁ〜、眠い…明日早いんだっけー。」

「6時に起きてバスに乗る予定よ。1日ってあっとゆーまよね。」

「早すぎだろ。起こしてくれよ。んじゃ、おやすみー」

「あんたってほんと自由人すぎるわ…」