少し待っていたら玄関口に黒塗りのセダンが ビタ付けされていた。 「ここまで車入ってきて大丈夫なの」 他の生徒は車にビビって避けて逃げるように走り出す。 「へーきへーき〜。」 ベタ付けしてるおかげで雨に濡らされず 車に乗り込む。 後ろにアズマとナツキとサラ 助手席にカナメが乗り込む。 「お願いします」 サラは運転手に声をかけると 何も言わず小さく頷き車が発進する。