あの胸を締め付けられた日から

ツバサから連絡がこなくなった。

学校にも来てる様子はなくて

サラはツバサのロッカー前に1人で立っている

「…そっか。もうそこまで来てたんだ。」

そっとツバサのネームプレートに触れて
予鈴が鳴るまでサラはそこに立ち続けていた。


外からは土砂降りの雨が降っていた。
まるでサラの心が泣いてるように
雨は振り続けていた。