COLORDAYS

そんな光景をママとサラは見つめる。

「愛されてるじゃないか」

ふっと煙草を灰皿に擦り付ける

「…やっぱりアホ。」

表情は動かないけどサラの瞳に少し
明るさが見えてママも微笑む。




こんなバカな奴らだけど

あんたの事は裏切らないさ…

「お前達!!近所迷惑だから大人しくしなー!!じゃないと追い出すぞガキども!!」

「うるせーババア!!祝い酒でも出せっつんだよ!!」


ギャーギャーと騒ぐ店の中で

サラの頬は少し上がる



そんなサラの顔をみんな見逃していた。