「とりあえず座れよー」

まぁまあとアズマがその場を和ませて
サラはもう一度腰をおろす。

「ここにいれば、俺たちといたらお前が知りてぇもんが知れるよ。」

「………。」

「群れるのがどーとか言ってたよな?人の考えはそりゃ自由だけどよ、自分の目で自分の心で確かめねーと色は付かねえよ」

「色?」

「あぁ、お前の目には色がねえ、俺達はお前にいろんな色を見せてえんだよ。」

3バカトリオ含めて他の連中もサラの周りに集まり始める。

「どうやら俺の仲間もサラが気に入ったようだぜ」

サラは周りを見渡す。
そんな少女に暖かい微笑みを向ける神威

「…わかった。分かんないけど分かった。」


カウンターでママは目をつぶって笑っていた。