COLORDAYS

「ところで、あの3バカトリオが前にストーカーしたんだって?」

アズマがアイスコーヒーにシロップを
入れながらカウンターに顎を指す

サラはそれを目で追って3バカトリオを見る

「誰でしたっけ?」



3バカトリオのアタマに雷が落ちたのは
勿論のことサラは気づかない。


「アズマ、なんで私ここに連れてきたの」

「あ?そんなの仲間だからだろ。」

「仲間?なった覚えはないけど。」

「あのな〜、友達とか仲間ってな?気づいたら勝手になってるもんなんだよ!」

「じゃあ気づいたら去っているのも仲間だよね。」

席を立つところでママがブラックコーヒーを
トレーに乗せて持ってくる。

「あら、もう帰んのかい?寂しいねえ」

「ばーか、帰らせねえよ。」

カナメがサラの腕をつかむと
腕を掴んでいるカナメの手を
冷めた表情で見る