「明日サラを連れてくる。」

煙草を吹かしながら冷静に話す

ママはカナメを見てニヤっと笑う

「どうやら手強いみたいじゃないか。」

「なんでそれを?」

「そりゃこの店に来るバカたちが騒ぐんだから多少なりとも情報は聞くさ。どうやらココ最近通ってるらしいじゃないの。」

「あぁ、結構面白いおんなだよ。でもそーなるってことは〝奴ら〟は動き出すだろ。」

「最近大人しいと思ってたんだけどねぇ。」


カチンとライターを鳴らし、
加えてるタバコに火をつけ一息つくママ

「どうするか分かってるんだろ?」

「あぁ、強引かもしんねーが。俺らは決めた」

「ふっ、上のあんたらが言うなら下も喜んで受け入れるだろうよ。」

「まあな…」

「とりあえず私も会ってみたいからねぇ。明日が楽しみだよ」


ふんと笑うママは愉しそうにみえた。