「また一人で黄昏てたの?」

「一人のほうが楽だから」

真っ直ぐフェンス越しに話す彼女に

寂しい顔をするツバサ。


俺のことも否定してるみたいじゃん…

なんて彼女には通用しない。

「まだこの学校に入学したばっかだし、少し校内散歩する?」


入学して2日経ったばかり。

そんなツバサの誘いに静かに頷く