一人ボーと薄暗い部屋のベッドに横たわるサラ。





可哀想な子

可哀想なお姫様


私は可哀想…?

なにが…どうして…


私が知らない事を彼らは知ってる…


<近寄らないで!!!!>


<サラは可哀想だね…>


<気持ち悪いんだよ!!!!>




……誰


頭が痛い。


……誰の声。




頭痛と共に流れる記憶の欠片。

誰の声なのかも分からない…

嫌だ。思い出したらダメ……

あたま…が…い…たい………。


スウーとサラの意識は遠くなっていった。